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面接対策で必要な『変換力』と『地頭力』を鍛えるために必要なことは?!地頭の良さに必ずしも学歴は関係ないって本当?

こんにちは!
キャリア相談・キャリア支援の株式会社Izul(イズル)で
広報部長をしております・松はるなと申します。

突然ですが、皆様は『地頭(じあたま)』という言葉を聞いたことはありますか?


一般的に企業面接では『地頭の良さ』が求められる傾向にあるのですが、そもそも地頭とはどんなものなのでしょうか?



今回は、数え切れないほどの面接対策で場数を踏んでいる弊社代表・中田潤一(なかたじゅんいち)と、弊社エージェント・續慶一(つづきけいいち)のおふたりに、面接対策はもちろんのこと、
ビジネスパーソンとしても必要な『地頭力』について
話を聞いてみました!(画像:左・代表中田/右・續 )

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※地頭とは……?
「その人本来の頭の良さ」を意味する言葉。
頭の回転が早く、コミュニケーションが上手なイメージ。



また、他者の気持ちを察する能力に優れ、

円滑な人間関係を築くのが得意な特徴も持っていると言われています。

はるな

お二人はひとりの求職者様に対して、何度も面談や面接対策を行なっていますよね! その中で『この人はいいな』という感覚はありますか?





僕が思うのは、想像力・変換力がある人はキャリア支援がしやすくて、面接対策もキャッチアップする能力があって『地頭が良いな』と感じます。



はるな

もう少し具体的に聞きたいです! どういう部分で想像力・変換力があるなと判断されていますか?



續

先日、僕がキャリア支援をさせて頂いたMさんを例に出すと、彼女は自己理解をしっかりしていて『自分の軸』がブレない状態をつくれていて。その中で面接官への質問の受け答えが明確でスムーズにできるかどうかが『地頭の良さ』かな〜と思います。(⬇︎画像は續さんがキャリア支援をしたMさん
續 さんとMさんのキャリア支援インタビューも是非ご覧ください!

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例えば、面接官の方はそれぞれ違うことを聞いてきますよね。『あなたの強みは何ですか?』
『成果要因は?』『どうやって数字出したの?』

という感じで。でも実は、これらの質問って本質は同じです。

そこに気づけて、自分の中の答えを様々な質問に変換できる人は面接官の方からも評価が高いですよね。

それぞれの質問に、自分の価値観や考えを変換して自分の軸はブレずに答えられるという感じです。

中田

そういう部分って人によって違いますよね。
全く同じ質問が来ないと答えられない! みたいなタイプの方は、変換力が乏しいなと思います。



質問されている言葉こそ違うけれど、同じことを聞かれている。それなのに『一語一句同じ質問』が来ないと答えられないケースもあります。



はるな

確かに。續さんが言う『強み』も『成果要因』も『数字の出し方』も
質問の言葉は違うけれど、同じ内容を変換できれば答えられますね!

中田

最低限の変換力を持っているかどうかって、学歴親和性とは関係ないと僕は思っています。もちろん学歴が高い人は、変換力が高い人が多い傾向にありますが、必ずしも絶対ではないです。

面接対策をしても先方の質問のニュアンスが違うと
(聞きたい部分の本質は変わらないのに)固まってしまって答えられないんですよね。




はるな

そういう受け答えができる人とできない人の差は、どんなところにあると思いますか?



僕は『コミュニケーション力』だなと思います。
今までたくさんの方のキャリア支援や相談をさせて頂いた中で、コミュニケーションの世界が狭い人は、想像力・地頭力が止まりやすい傾向にあるなと。



自分と仲の良い人としかコミュニケーションを取らない。
ずっと同じ人としか遊ばない。そうなると『狭い世界の言語』しか得られないので、言語がひとつしかないんですよね。

だから違う世界の人との会話が苦手になってしまって、質問のニュアンスが違うと受け答えができなくなる。

相手に合わせて言語を変換するのが苦手になります。

はるな

今回、インタビューでお話を伺ったMさんはそういう受け答えが上手いと言っていましたが、理由は何ですか?




Mさんの場合は、地元は九州ですが、大学時代は静岡に行くなど行動範囲が広くて
色々な人に合っているから、色々な人の受け答えができるなと感じました。

色々な人の『当たり前』を受け入れて、色々な人の会話に合わせられる。
いわゆる『気が利く状態』を作れる人だなと思います。



Mさんのように普段から色々な人と接して、
人とコミュニケーションを取る系の仕事の人はこの変換力が高いですよね!



中田

そう思う! 新しい人たちに会う機会が少ない人は
様々なタイプの会話や質問への受け答えの幅が狭くなるし、思考を会話に変換する力も伸びていないなって。



はるな

面接対策をしていて、そういう変換力が乏しい人も
変わっていくものですか?



中田

Mさんの面接対策もさせて頂いたのですが、これは先日ご本人にも伝えましたが、最初の印象は『悪くはないけれど、抜群にいいわけではない』という感覚があって、でもそこから対策を進める中で
Mさんはどんどんキャッチアップしていける人だなと思った。



はるな

ということは、色々な人との会話で訓練したり、質問への受け答えを鍛えることはできるというわけですね。
意識したい部分ですね!


そうですね。それと僕らが支援したいなと心から思えるのは、やる気などポテンシャルも大事ですが、やっぱりある程度の変換力がある人です。

変換力がないと、支援者の方と先生×生徒みたいな関係になってしまい、僕が教える側になって。本当の意味で目線を合わせて伴走できなくなってしまう。

はるな
とても参考になります! 地頭の良さやコミュニケーション力の高さは
『想像力』と『変換力』の2つが欠かせないのだなと。

色々な人と関わって新しい刺激を受ける。視野を広げて新鮮な価値観に触れる。変換力→会話力を上げる。そういった部分も大事なポイントですね。

今後、人との会話の中で意識して地頭を鍛えていきたいと思いました!


(まとめ)
今回はインタビューで續さんと求職者様のMさんのお話を聞いた際に出た『変換力・想像力』が高い人は『地頭が良い』という話題に注目してみました。コミュニケーションの幅を広げて、様々な人と話をする、コミュニケーション力を高めることも大切だなと痛感です。

※以前ツイートでご紹介させていただいた、弊社公式ツイートの『採用時に求められる地頭の良さ』もあわせて参考にしていただければ幸いです!