転職エージェントに使われないために!抑えておきたい3つのポイントとは?
こんにちは!
キャリア相談・支援の株式会社Izul(イズル)で広報部長をしております松はるなと申します。
これからどのように働いていくべきなのか、自分らしい働き方ってなんだろう、今のままでいいのかな……
とキャリアに関する悩みを持っているときに『誰かに相談する』というアクションはとても大切なことですよね!
自分以外の人に話をすることで、自分ひとりでは気づけないことが見えてくるケースも多いものです。むしろ自分ひとりでは絶対に見つからない答えもあります!
とはいえ『転職エージェントは利用されそうで不安』という声もチラホラ……。
今回は、求職者と伴走支援をする弊社Izul(イズル)のエージェント中田潤一(なかたじゅんいち)と續慶一(つづきけいいち)にお話を聞きながら、
求職者さんの実際の声も取り入れて『転職エージェントに使われないために抑えておきたいポイント』を探ってみました!
転職エージェントに使われないために抑えておきたいポイントは?
はるな
転職エージェントに相談したいと思っていても、もしかしたら『使われるのでは』『利用されるのでは』という不安を持っている人って少なくないですよね?
中田
使われるという言い方が語弊ありますが(笑)。どっちが良い悪いというわけではなくて、数あるエージェントの中には『製造業』のように、効率化して、求職者をどんどんエントリーさせて転職するというやり方をしているところもあります。 スピード重視なら悪くはないです。
續
僕の場合というか弊社自体がそうですが、求職者の価値観や生き方よりも、過去の実績だけで転職させるやり方よりも『ひとりの人とフラットに向き合う支援』がしたいので、同じような価値観を持った求職者の人は相性がいいですよね。
はるな
先日インタビューでお話を伺った續さんがキャリア支援を担当したOさんが『フラットに話せるのが良かった』とおっしゃっていましたよね!
(先日インタビューでお話を伺ったOさん)
續
Oさんはまさにエージェント利用に向いている人。自分軸を持っていて、エージェントに相談できる人は、うまくエージェントを利用して自分らしいキャリアを築けますよね。
言い方はアレですが、使う・使われないという話で言うと、エージェントを過信して『丸投げ』する人は、自分が心から望むキャリアではなくて、他社エージェントの『この会社なら今の実績でいけます』という軸に振り回されてしまいます。
はるな
そう言った意味では『使われてしまう』という見方もできますね。
中田
僕らが『伴走する支援』をする理由でもありますが、求職者の方がエージェントを神格化しすぎると怖いのが、疑わずにエージェントが買えと言ったら、怪しい壺を買ってしまう可能性もあるんですよね。
はるな
怪しい壺! それは怖いですね(笑)。確かにエージェントに頼りすぎず、過信しすぎず、フラットな状態で信頼関係を築けるかどうかってすごく重要ですね。
フラットな関係をつくれるエージェントの見極め方は?
はるな
おふたりは求職者とフラットな信頼関係を築くことを意識されていますが、そもそもそういう状態になれるエージェントを見極めるにはどうしたらいいですか?
續
見極めるというよりは『こういう人がフラットに相談できるのでは?』のヒントとして、上からでも下からでもなく『ビジネスパートナー』のような状態で相談できる人がいいと思います。
はるな
ビジネスパートナーですか?
續
エージェントに頼りっぱなし、丸投げしちゃうのではなく『お互いに自立した状態で支え合える信頼関係』を重視すると、フラットな状態で相談できると思います。僕は求職者の方に求人を無理に進めることもないですし、話を聞きながら『一緒に歩みを合わせる感覚』で相談に乗っています。
中田
あと僕もですが、續さんも求職者の方の話を聞きながら、ものすごく深堀して、その人のことをきちんと理解します。そこで『こういう人なんだ』と分かると、それにフィットしたキャリアを見出すことができるので。だからキャリア相談・支援をエージェントにお願いするときは積極的に『自己開示』をすることも大切です。
續
それは間違いないですね。例えば、自己紹介ですごい話ばかりのマウントを取るタイプよりも『どれだけミスを出してきて、失敗からどう乗り越えたのか』という人間性の方がキャリアでは役に立ちます。
そういう部分も話せるエージェントを見つけることも大事ですね。そのために、僕自身も求職者の方にどんどん自己開示します。そうしないとフラットな状態を作れないので。
はるな
普段、会話をしていて思うのですが、おふたりとも自己開示力がものすごく高いですよね。だから信頼できて、求職者の方も自分のことをオープンに話せるのだと思います!
續
人間30年以上生きていて、失敗していない人なんていないので。そこからどう立ち上がったのか、乗り越えたのかという話から『自分の強みとセールスポイント』も見つかります。
中田
人間臭い話ができないと、同じ土俵で話せないですもんね。
はるな
(土俵……さすが力士の息子、中田さん)
中田
そういう意味で『自己理解』にきちんと時間をかけてくれるかどうかも、エージェント選びのポイントのひとつだと思います。あまり話を聞かずに『ここを受けましょう!』というやり方は効率とスピード面でメリットがありますが、求職者の方が『これで本当にいいのかな?』になりかねない。
續
自己理解にきちんと時間をかけることで『本当にやりたいこと』『そのために必要なキャリアとは?』とから『ここの企業で働いて理想のキャリアを実現しよう』という流れが理想的ですね。
はるな
手前味噌ですが、弊社を利用した相談者・求職者の方からお話を聞くと『自己理解の量が他社と比較できないほど多かった』という感想が必ず出ますよね!
中田
自己理解が十分にできていないと、自分のことをうまくアピールできないですからね。自分という商品をうまくアピールするためには自分を理解する必要があります。面接でもチグハグな答えになって、キャリアの軸もブレたりしてしまいますからね。面接対策という意味でも、自己理解は重要ですね。
今回のおふたりのお話をまとめると・・・
『転職エージェントに使われないために!
抑えておきたい3つのポイント』
1.利用するときは「丸投げ」しない
エージェントに『よく分からないから全部お願いします!』ではなく、
一緒に力を合わせてキャリアをつくる意識を!
2.フラットな状態で話せるエージェントを選ぶ
上からでも下からでも、引っ張っていくだけの人でもなく『フラットな関係性』を築けるエージェントと信頼関係を築く。
3.自己理解に時間をかける
スピードと効率重視は悪いことではないけれど、長期目線では『自分らしいキャリア』を築けないので『自己理解』に時間をかけてくれるエージェントかどうかも見極めを!
このあたりがポイントになるのではないかなと思います!
『エージェントを利用してみたいけれど不安』という方は、上記3つのポイントを参考にしていただければ幸いです!